G. Giuseppe, Il pensiero forte di Porfirio: Mediazione fra henologia platonica e ontologia aristotelica (Milano: Vita e pensiero, 1996).
今から10年以上も前にこんな本が出てるんですね。
有名な本なんでしょうか。
だとしたらお恥ずかしい限りですが、まったく知りませんでした。
何でもSilva Speculationis というブログの著者さんによれば、アリストテレス思想とプラトン主義との融和を図ろうとした思想家として、「ポルフュリオスを真っ向から」捉えようとしている論考だそうです。
両者の思想の根底には存在論と一者論(ヘノロギア)の対立がある(らしい)のですが、ポルフュリオスは存在と一者を同一と見なすことで、両者の調停役を買って出ている、というのがメインストリームだとのことです。プラトン主義の一者論の流れと、アリストテレス思想圏の存在論の系譜を整理した上で、ポルフュリオスによるプラトン、アリストテレス双方の著作への注解書を読み解いていくという趣向なんだそうな。
へぇ~…。
イタリア語か…。
ちなみにOPAC とWebCat で調べた限りでは、国内には所蔵が無いもよう。
まぁ、そのうち見てみたいくらいかなぁ…。
参考ページ:
http://www.medieviste.org/?p=782
http://www.ibs.it/code/9788834308448/girgenti-giuseppe/pensiero-forte-di-porfirio.html
http://books.google.co.jp/books?id=IzHyqCXaKlQC&pg=PA99&dq=8834308441&as_brr=3#PPP1,M1
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