Samstag, 3. April 2010

ファナーリーの〈関係〉論文刊行

昨年夏に投稿したファナーリーの〈関係〉論文を収録した『オリエント』第52巻第2号が、本日手元に届きました。頁打ちは76-92 頁。いざ読み返してみると、日本語が気に入らないところが一か所ありましたが、まぁ、致し方ないですね。目次は以下の通りです:

論文

・中エジプト語強調構文の統語構造:
   日本語構文との比較対象の観点から・・・・・・・・小山彰
・イスラエル鉄器時代出土土器に見られる
   「生命の木」の意義
・・・・・・・杉本智俊
・パルティア期、デーラマン地域の特異性:
   カスピ海南西岸域における鉄器時代IV期以降の
   精製土器分布
・・・・・・有松唯
・ファナーリー存在論における〈関係〉:
   存在の必然性の証明をめぐって・・・・・・中西悠喜

研究ノート
・シリア中部、ビシュリ山系北麓青銅器時代
   ケルン墓群出土の石製・ファイアンス製ビーズの
     年代について・・・足立拓朗・藤井純夫
・葬送用コーンの機能をめぐって・・銭廣健人
・『歴史』と『征服』におけるイブン・アルアシュアスの
   反乱:ウマイヤ朝史史料研究の一試論・・・・・松本隆志
・ジッバーリ語強調音の音響的特徴・・・・・・・・二宮崇司

短報
・長谷川修一氏の書評に対する応答・・・・・杉本智俊

書評
・高野太輔著『アラブ系譜体系の誕生と発展』・・・医王秀行

書評されている高野氏の著書は購入しようと思います。

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