L. Spruit, Species intelligibilis: From Perception to Knowledge, vol. 1 (Leiden: Brill, 1994) が速攻で届きました。ドイツの(名前は忘れましたが)或る本屋さんです。すごい。
アラビア関係だと、キンディー、イブン=ハイサム、イブン=スィーナー、ガザーリー、イブン=ルシュドの5 人が取り上げられていますが、やはりどれもラテン語訳だけで済ませているようです。ファナーリーが「あり得ない」と言及している「眼から光線が発出する」説は、エピクロスとかが似たようなことを言ってなかったかなぁ、などと思っていたのですが、アラビアでもキンディーが主張していたそうです。しかしパッと見たかんじでは、肝心の離存的な形象については、少なくともこの5 人のところでは論じられていないもよう。とすると、語っているのはどの人だろう(知らない名前ばかり)…。
目から光線については高橋英海が結構昔に学会で発表していましたよ。言えば資料をくれるかも。
AntwortenLöschenイブン=ハイサムやデカルトのような光学マニアが、そういうマンガのような説を好んでませんでしたか?
AntwortenLöschen>nikubeta さん
AntwortenLöschenどうしよう。ファナーリー自身はたしか一種のトンデモ説として言及しているようなかんじなので、あまり関係ないと言えば関係ないような気がするんですよね…。お願いしてみましょうかねぇ…。
>fenderski さん
あー、正直言いますと、まだこの本ちゃんと読んでいなくて、イブン=ハイサムが言っていたかどうかも確認していなかったりとかして…。