Freitag, 22. Januar 2010

ファナーリーの形象論5

相変わらずFanari, Shams al-Din al-, Misbah al-uns, ed. M. Khwajawi, 2nd ed. (Tehran: Intisharat-i Mawla, 2005), pp. 413-39 の翻訳を断続的に続けています。全くいやになるくらい遅々として進みません。目下はpp. 420-30 の翻訳を作成中。昨晩は多少集中して、p. 424 (+数行)を訳しました。

現状では完全に暗中模索状態ですが、以下の二つの点は問題の核心に触れてくれるものではないかと思ったりしています。

1. 質料から離存してしかあり得ないようなもの(恐らく神学の探究対象を指す)の形象は、その形象の対応先そのもの('ayn al-mumaththal)であるが、質料とともにあり得るようなもの(恐らく自然学の探究対象と数学の探究対象を指す)の形象はそのもの自身ではな い。

2. 知性的形象(al-mithal al-'aqli)と想像力的形象(al-mithal al-khayali)という二つの形象が論じられており(とはいえ、これら以外にも具体的にどういったものを指すのかわからない「~的形象」という表現は散見さ れるのですが…)、前者は質料から完全に離存しているが、後者は不完全なかたちでしか離存していない、とされる。

いずれにせよ、このままでは話になりません。今日は夜に用事がありますが、その前後もきちんと集中したいと思います。

Keine Kommentare:

Kommentar veröffentlichen