購入資料の報告（'09年10月分）

先月購入した資料は以下の通りです：

1. Bäck, A., Aristotle's Theory of Predication (Leiden: Brill, 2000).

思い切って。

2. Bertolacci, A., The Reception of Aristotle's Metaphysics in Avicenna's Kitāb al-Šifā': A Milestone of Western Metaphysical Thought (Leiden: Brill, 2006).

思い切って。

3. Bonmariage, C., Le réel et les realités: Mullā Sadrā Shīrāzī et la structure de la realité (Paris: Vrin, 2007).

モッラー・サドラーの存在論について。この思想家について触れる際には、性急にイブン＝アラビーの存在一性論とスフラワルディーの照明哲学の融合が云々されるように思いますが、彼女はイブン＝スィーナー以降の逍遥学派、特にトゥースィーの議論との関連などについても掘り下げているようです。後半はモッラー・サドラーの関連テクストの仏訳。とりあえず前半部だけ読み切ります。

3. Brockelmann, C., Geschichte der arabischen Litteratur, 5vols. (Leiden: Brill, 1937-49).

基本文献なので。しかし今日、補遺の第 3 巻をペラペラめくっていると、何と落丁？を発見！驚くなかれ、のべ 4 頁が白紙になっています。論文が一段落したら、とりあえずは購入先のアムステルダムの本屋に文句のメールを書きます。

4. 丹治信春『クワイン：ホーリズムの哲学』講談社、1997年.

数年前から欲しかったけど古本では 1 万円くらいの高値がついていて手が出なかったもの。この度、3000 円代で出品されていたので、購入。